XESTA 10 YEARS ANNIVERARY | 池内 修次 | 今までに無かったエギングの世界へ

SHUJI IKEUCHI

池内 修次

皆さん、こんにちは!

ゼスタフィールドテスターの池内です。

この度、ゼスタ開業10周年を迎えることが出来たのも、日頃からゼスタを支えて頂いている皆様のお陰だと思っています。

本当にありがとうございます!

その10周年を迎え、ゼスタよりエギングロッドの10周年記念モデルを限定発売する運びとなるにあたり、「ブランクス、ガイド、グリップ、長さ、竿の調子、デザイン…』を、全て私が監修させて頂きました。

そこで、どの様な竿なのか?って言うところから徐々に詳しくご説明させて頂きたいと思います。

私が目指したロッドコンセプトとして無茶苦茶わがままな事を投げ掛けました。

まずは、『陸っぱりからも使えて、ボートキャスティングでも使える長さと、レッドモンスターにも負けないパワーがあるバット部分に、潮の動きを踏まえ、繊細なアタリを取る為のブレのないティップ、距離を出せる為のガイドとセッティングとブランクスのしなやかさとパワー』って言う、ほぼ無茶に近いお願いをしました。

まず一番基礎となるブランクスですが、私のこだわりでも有りますがティップからバットエンドまで「フル四軸」を纏わせ、繊細さとパワーとシャクった後でのブレのないティップを兼ね備える物が出来ました。

次にガイドですが、やはり飛距離を殺してしまうと致命傷になってしまうのがエギングですよね。

なので、ロッド自身8ft1incの長さでありながら、8ft6inc級の飛距離を出す為にトルザイトリングはもちろんですが、足高タイプのガイドを組む事によりラインの抜けが良く飛距離が稼げました。

ガイドの数や位置などによっても全く違うロッドになってしまう所が難しく苦労しましたね。

リールシート部分にもこだわりを持たせ、フルカーボン調に仕上げ全身ブラックを基調にした仕上がりにしています。

このこだわり尽くしたロッドですが、実は自重もとんでもなく軽く仕上がり、ナント99g!(プロトタイプ)なんです。

なので、リールとのセッティングでティップの方の先重り感が気になる方なら少し重いリールを付け、逆に手元を軽くしてシャクった時の海の状況把握を感じたい方なら軽めのリールを付けるセッティングが好ましいと思います!

実際に、陸っぱりはもちろん船からのキャスティングでも非常に使い易いロッドに仕上がり、1日を通してシャクリ続けても疲れないのが嬉しかったですね。

キャスト時や、シャクリの後に出るティップのブレがあると、エギングでは本当に致命傷になります。

シャクった後にティップのブレが出ると、ラインに伝わりアタリを取り損ないます。

最悪の場合、そのブレがエギに伝わりエギに違和感を与えてしまう事によりアオリイカを釣り損じる事にもつながってしまいます。

必ず、シャクった後に「ピタッ!」と止まるティップが大事なんですよ。

そして、四軸によるブランクスによりシャクリでのネジレにも強く、キロアップのイカをかけた時にも「小さいなぁ?」って思うくらいのパワーとしなやかさがあるのが四軸なんです。

もちろん、ガイドにもこだわりを持たせトルザイトリングを使用する事により、ラインとの接点が小さくなり摩擦抵抗を軽減し、飛距離に繋がります。

当然、チタンガイドなので軽量化にも一役かっており、夜のライントラブルをも軽減してくれます。

腰高タイプのガイドを使用した事により、リールから一直線にラインが出て行き、極力キャストした時点でのライン摩擦抵抗を軽減出来る事により、8ft1incにもかかわらずロングロッド並みに飛距離が出せるセッティングにしてあります。

最後になりましたが、私のこだわりで言えばこのロッドの最終コンセプトとして、「綺麗なベンドカーブ」を描いたロッドにしたいでした。

アオリイカを掛けた時に、横から見て満月の様に綺麗に曲がったロッドにしたかったんです。

硬いロッドだとティップ部分だけ入ってしまい綺麗なカーブが描けません。

逆に、柔らか過ぎるロッドだとティップ部分が入らずバット部分から曲がる様な竿になります。

パワー、繊細さ、軽さ、高感度、綺麗な竿の曲がり、全てを凝縮させる事が出来たロッドが、今此処に仕上がりました。

私がこだわりにこだわりぬいた自信作「ゼスタアサルトジェット タイプX(エックス)」を是非皆さんも体験してみて下さい。

きっと、貴方の右腕になり今までに無かったエギングの世界へ誘ってくれる事間違い無しです。

10yearsao